「お、大きい………」
大城くんに言われることがままについて行って今、目の前にあるのは大きな一軒家。
「そう?普通じゃない?どーぞ。」
ていうか、服を貸してもらいに来たけど何もされないよね?
前なんか、私に触れてきたし………。
いやでも最近の大城くんはなんだかんだ言って女遊びはやめないけど、優しい気もする。
授業は時々だけど出るようになったし今日も助けてくれたし。
大丈夫………だよね?
そう思って玄関で立ち止まってしまっていると。
「なーに?中入んないの?
あー。もしかして紅蘭チャン、手出されないか心配してるー?
大丈夫だよー。」
「なっ!そんなこと………」
意地悪な顔した大城くんから図星を突かれて狼狽えていると
「紅蘭チャンがどうしてもっていうなら襲ってあげてもいいよ?」
「結構です!」
私の返事に笑ってスカートを渡してきた。
「気持ち悪いでしょ?
これ。スカートねー?上の服と合うしこれで大丈夫かな。
俺、出とくからこの部屋で着替えなよ。終わったら声かけてねー。」
そう言って大城くんは部屋から出て行った。
その間にささっと着替える。
下だけだからすぐに着替え終わった。

