「あ、消しゴムがない。」


休日、勉強をしながら気づいた。

買いに行かないとだ。

ついでに今日の晩ご飯の材料も買いに行こうかな。



ぱぱっと、買う物を冷蔵庫を見ながらメモして家を出る。


私が向かうのは少しだけ遠いスーパーで電車を使わないといけない。


だから歩いて駅まで向かってるんだけど。


「ねぇー、君!
俺らと一緒に楽しいことしよー?」

「そうそう!1人でしょ?俺らに着いてきたらなんでも奢ってあげるし?よし、行こ行こ!」


「だ、大丈夫です!離してください!」


またまた事件発生。

2人の男の人達が女の子を連れ去ろうとしていて。
 
ちょうど私と同じぐらい年の女の子だ。


そしてこういう時見て見ぬふりをできないのが私で……。


「ちょっとその子嫌がってますよね?やめてください!」

「おぉー!またまた可愛い子来たねー!
この子も一緒に行こーぜ!」


そう言って私の手首を掴んできた。

気持ち悪い。