真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。

うん。うん。あなたは悪くない。

悪くないよ。
まあ、叩くのは………うん。

大城くんが悪いから。

昨日は優しいところもあるんだって見直したのに!


「なーに?紅蘭チャン。盗み聞きー?
悪い子。」

「なっ!」


大城くんが教室から出てきて言ってきた。


「な!いや、いやちがっ。そんなつもりはなくて!」


そんなつもり本当になかったけど、離れようとしたところについ聞こえて。


ていうか、黒板!
私はそのつもりで戻ってきたのに。


気を取り直して黒板に向かう。


黒板消しを手に取って黒板を消し始めた。