「ふぁぁ~、ねむ。」


はぁー、きのうは眠れなかった。
私はいつも十時にはベットに入るようにしている。
授業中に眠くなることがないように、規則正しい生活を保つためなんだけど……

そして、昨日もちゃんと十時に寝た。ベットに入って横たわった。


でも、大城くんのことを思い出すと胸が痛んだり、ムカついてきたり、赤面したりして気づくと朝だった。

あんなにだらしなくて女で遊ぶような人は嫌いだし、考えたくもなかったのに、どうしても頭から離れなかった。



あくびをしながら、学校に来てからのルーティーンを終え、席に着いて勉強。


「紅蘭チャン。おはよー」

「っ!」