なかなか信じられない。
びっくりして未だに動けないでいると
「イメチェンだよ。イメチェン。
ていうかもうこの学校の校則を破るようなことはしない。
金髪にもしないし制服はキチンと着るしピアスもつけない。
女の子と遊ぶようなことももうしない。
ルール守る。風紀を乱すようなことしない。」
「え…………。どうして。」
いや、当たり前。それが当たり前だ。
ルールを守るのも校則を守るのも当たり前なんだけど、でもあんなに何度言っても聞かなかったのに。
信じられない思いで聞くと
「んー。もういっか、ってね。
こんなこと続けてるの紅蘭ちゃんの言う通り最低だし。
しっかり前を向いてもう後悔しないように頑張る。宵の自慢の兄になりたいし。
でも1番は
好きな子が出来たから。」
「え……………?」
大城くんが優しい表情をして言う。
好きな子?
……………そっか。
好きな子が出来たんだ。
かおりさんのことも宵ちゃんのことも区切りをつけることが出来たからその子に好きになってもらえるように頑張るってことか。
「好きな子いたんですね。」
「うん。
俺を変えてくれた人。
その子のおかげで前に進めたから。」
そっか。
好きな子、いたんだ………。
良かった。良かったね。
大城くんが前に進めて今から真っ当に真面目に生活していこうって思えるようになって。
これでもう風紀を乱すだなんて考えなくていい。
なのに。
なんで大城くんの時だけ胸が痛むのかわからない。
びっくりして未だに動けないでいると
「イメチェンだよ。イメチェン。
ていうかもうこの学校の校則を破るようなことはしない。
金髪にもしないし制服はキチンと着るしピアスもつけない。
女の子と遊ぶようなことももうしない。
ルール守る。風紀を乱すようなことしない。」
「え…………。どうして。」
いや、当たり前。それが当たり前だ。
ルールを守るのも校則を守るのも当たり前なんだけど、でもあんなに何度言っても聞かなかったのに。
信じられない思いで聞くと
「んー。もういっか、ってね。
こんなこと続けてるの紅蘭ちゃんの言う通り最低だし。
しっかり前を向いてもう後悔しないように頑張る。宵の自慢の兄になりたいし。
でも1番は
好きな子が出来たから。」
「え……………?」
大城くんが優しい表情をして言う。
好きな子?
……………そっか。
好きな子が出来たんだ。
かおりさんのことも宵ちゃんのことも区切りをつけることが出来たからその子に好きになってもらえるように頑張るってことか。
「好きな子いたんですね。」
「うん。
俺を変えてくれた人。
その子のおかげで前に進めたから。」
そっか。
好きな子、いたんだ………。
良かった。良かったね。
大城くんが前に進めて今から真っ当に真面目に生活していこうって思えるようになって。
これでもう風紀を乱すだなんて考えなくていい。
なのに。
なんで大城くんの時だけ胸が痛むのかわからない。

