真面目な委員長ちゃんはイケメンチャラ男に翻弄される。

もうすぐ5時ということで急いで大城くんの家に向かった。

 
もうすぐ2度目の大城くんの家に着きそうになった時、



「やめてよっ。もうあんたなんか大っ嫌い。」

「そんなこと言うなって!」

「そうだよ〜!カワイイ宵ちゃんには洋くんが良いって〜。」

「宵ちゃん。洋くんにもう一度チャンスをあげてくれないかなぁ〜?」

「お願いだ!宵!
俺と一緒に行こう!ほらっ。」

「ちょ、離して!」


何やら大城くんの家の前で男女が揉めている声が聞こえてきた。


どうしたのかな?

ていうか宵ちゃんってもしかして………。


もしかしてと大城くんの方を見てみると


「うん。妹。」


やっぱり?



大城くんはびっくりしたように宵ちゃんを見ている。

確かに、声も大城くんと似ているような気がする。



「だから離して!
もう私に関わらないでっ。」


とそうしている間にも宵ちゃん達の行動はどんどんエスカレートしている。


止めないとっ。


ついついいつもの癖で乗り込んでしまいそうになるけど。


ここはグッと我慢。



「大城くん。」



ポンっと背中を押すと頷いて宵ちゃん達の方へ向かった。