放課後


「ねぇ、大丈夫?私も一緒に行こうか?
相手はあの、大城 凛だよ?
本当に行くの?」


覚悟を決めて、昼休みに言われた通り南棟へ行こうとすると、依が心配そうに話しかけてきてくれた。


「うん。それで授業に出てくれるなら説得にでも行く意味あるし。」

心配している依に微笑んで言う。


「何かあったらいつでも言ってね?まぁ、鈴なら大丈夫だと思うけど。」


大丈夫何かあったら叫ぶから………。

「ありがとう。行ってくる。」



心配してくれる依を置いて教室を出た。