「黒瀬、おっつー!」
先輩の言葉を遮って、突然現れた『体育委員』と書かれた腕章をつけた先輩が、背後から黒瀬先輩の肩に腕を回した。
うぅ、お題、聞けなかった……。
っていうか、この先輩は誰?
黒瀬先輩はなんて言うか……おとなしい? 感じの人だから、こういう明るい系の人と仲がいいのは、失礼だけど意外。
黒瀬先輩と違うクラスTシャツだから、去年同じクラスの人、とかなのかな。
それにしては、親しげだけど。
「なあなあ、お題、なんだった?」
そう言って、体育委員の先輩は黒瀬先輩が持っているお題の紙を、ひょいと手から抜き取った。
「あっ、おまっ……」
「……ふぅん、『かわいいと思う異性』かぁ。黒瀬ってこういう子が好みなんだなー」
ちょっとにやにやしながら言う先輩に、私は動揺する。
え、そ、そんなお題だったんですか!?
つい私は黒瀬先輩の方を勢いよく振り向いた。
先輩、私のこと……!
先輩の言葉を遮って、突然現れた『体育委員』と書かれた腕章をつけた先輩が、背後から黒瀬先輩の肩に腕を回した。
うぅ、お題、聞けなかった……。
っていうか、この先輩は誰?
黒瀬先輩はなんて言うか……おとなしい? 感じの人だから、こういう明るい系の人と仲がいいのは、失礼だけど意外。
黒瀬先輩と違うクラスTシャツだから、去年同じクラスの人、とかなのかな。
それにしては、親しげだけど。
「なあなあ、お題、なんだった?」
そう言って、体育委員の先輩は黒瀬先輩が持っているお題の紙を、ひょいと手から抜き取った。
「あっ、おまっ……」
「……ふぅん、『かわいいと思う異性』かぁ。黒瀬ってこういう子が好みなんだなー」
ちょっとにやにやしながら言う先輩に、私は動揺する。
え、そ、そんなお題だったんですか!?
つい私は黒瀬先輩の方を勢いよく振り向いた。
先輩、私のこと……!



