なんでだよ!俺と結婚したいんじゃなかったのかよ!するんじゃなかったのかよ!

「俺と結婚するんじゃなかったの?」

俺は動揺してつい……ポロッ、とそんな言葉が飛び出てしまった。

しまった!と思ってたら……

「……私の琉斗なのに!!!女の子もデレデレしちゃって!私の琉斗なのに、、!!」

めっちゃヤキモチ妬いてた!!

なんだよこいつ……。すっげぇ可愛い。

可愛すぎていい加減変になるわ!

「おぉ、ヤキモチすげぇな」

なるべく平然と返すけど自分を抑えるので精一杯だ。

だってこんなの……可愛すぎんだろ!

でも​───────…

‪”‬大人の余裕‪”‬もいいけど。
不安にさせるんじゃ……意味ねぇよな…。


「どっ、……どのくらい…かわいい?」

急に求められた謎の質問。

たまには……、

素直になってみる事にした。


















「ん?世界で1番可愛いんじゃねぇの?」


*翌日*

「もし、良かったらなんだけど…
キス、して欲しい…」

今朝春樹が、咲良に余計な事言ったからか、
咲良が突然そんな要求をしてきた。

まじか…。なんじゃこりゃ。くっそ可愛いな。

てかなんでそんな遠慮しいんだよ。

「良かったら、ってなんだよ。」

………………余裕でいいに決まってんだろ。

「んっ…」

それは、俺にとって…















ファーストキスだった​───────。

【終】