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「よぉ! 昨日は失恋記念日だったんだな!」
お風呂に入ってサッパリしたタイミングで梨江と晋也がアパートに押しかけてきた。
ふたりは両手に買い物袋を持っていて、勝手に上がり込んで中のものを広げている。
おつまみにお酒にちょっとしたお弁当。
小さなテーブルの上はあっという間に占領されてしまった。
「千明、告白頑張ったんだね」
梨江がそう言って千明の頭を痛いほど撫でる。
「ちょっとやめてよ。髪、まだ乾いてないんだから」
文句を言ってもおかまいなしで体を近づけてくる。
背中や腕までさすられてくすぐったさに大笑いした。
明日まで待ってみんなと笑い合おうと思っていたけれど、そんな余裕すらなかったみたいだ。
「さぁ飲め飲め! 飲んで忘れろ!」
蓋を開けたピーチハイを強引に進めてくる晋也に苦笑いを浮かべ、それを手にとつる。
一口飲んでみると甘くてとても飲みやすい。
お腹のあたりにジワリと温かいものが広がっていって、心地よかった。
「明日は仕事でしょう?」
「よぉ! 昨日は失恋記念日だったんだな!」
お風呂に入ってサッパリしたタイミングで梨江と晋也がアパートに押しかけてきた。
ふたりは両手に買い物袋を持っていて、勝手に上がり込んで中のものを広げている。
おつまみにお酒にちょっとしたお弁当。
小さなテーブルの上はあっという間に占領されてしまった。
「千明、告白頑張ったんだね」
梨江がそう言って千明の頭を痛いほど撫でる。
「ちょっとやめてよ。髪、まだ乾いてないんだから」
文句を言ってもおかまいなしで体を近づけてくる。
背中や腕までさすられてくすぐったさに大笑いした。
明日まで待ってみんなと笑い合おうと思っていたけれど、そんな余裕すらなかったみたいだ。
「さぁ飲め飲め! 飲んで忘れろ!」
蓋を開けたピーチハイを強引に進めてくる晋也に苦笑いを浮かべ、それを手にとつる。
一口飲んでみると甘くてとても飲みやすい。
お腹のあたりにジワリと温かいものが広がっていって、心地よかった。
「明日は仕事でしょう?」



