もしかしたら晋也は酔っ払ったふりをしたんじゃないかと思ったけれど、黙っておいた。 どっちにしても、昨日は梨江も勇気を出して晋也を誘っていたのだ。 そして付き合い始めたことに変わりはない。 「やったじゃん」 千明は梨江の肩を叩いてそう言ったのだった。