正直今日はひとりでのんびりしたかった。 疲れているし、早く寝たいという気持ちもある。 だけど梨江がどんな映画を晋也と一緒に見ているのか興味が湧いた。 「いいよ。私の部屋でいいの?」 「もっちろん!」 梨江は飛び跳ねるのようにして頷いたのだった。