どうするべきか。 「まあ、いいよ。俺もいきなりで悪かった。 お前のことだから人目とか気にしてるんだろ。ここ、住宅街だし。」 私がぐすぐす考えているうちに優の中で勝手に解釈してしまった。 今言われてみれば、確かに住宅街の中だ。 なかには防犯カメラを設置している家もある。 それに車のドラレコもある。 もしうつってしまったら恥ずかしい。 「うん。そうなんだ。ごめんね。せっかく。」 優が言ったことも間違いではないので、そう言った。