安全装置は外しているから、硬いものが入り込んでも停止することはない。
久貴が一瞬眉間にシワを寄せたのがわかった。
もうすぐ目を覚ますかも知れない。
そう考えた次の瞬間、キツネ面は久貴の右手をシュレッダーにかけていたのだ。
それはゴリゴリゴリと骨も砕いていく凄まじい音で、思わず耳を塞いでしまいたくなった。
目覚めた久貴が暴れるが、シュレッダーは止まらない。
あっという間に右手は粉々に粉砕されて、下のダストボックスに吸い込まれてしまった。
『ん? 今の音なんだ?』『結構大きな音したよね?』『今までとは全然違う感じなのか?』
視聴者たちも戸惑っている。
それがおかしくてキツネ面はまた笑い声をあげた。
「さぁて、今回はまた少し難しかったでしょうか? だけど正解すれば10万円ゲットまで近づけますよ!?」
時折こうして視聴者を煽るように声をかければその分盛り上がってくれる。
みんなが今の自分を見てくれているという自信につながる。
右手を失った久貴が足元で悶ているけれど、キツネ面にはほとんど見えていなかった。
回答時間を測ることが忙しい。
久貴が一瞬眉間にシワを寄せたのがわかった。
もうすぐ目を覚ますかも知れない。
そう考えた次の瞬間、キツネ面は久貴の右手をシュレッダーにかけていたのだ。
それはゴリゴリゴリと骨も砕いていく凄まじい音で、思わず耳を塞いでしまいたくなった。
目覚めた久貴が暴れるが、シュレッダーは止まらない。
あっという間に右手は粉々に粉砕されて、下のダストボックスに吸い込まれてしまった。
『ん? 今の音なんだ?』『結構大きな音したよね?』『今までとは全然違う感じなのか?』
視聴者たちも戸惑っている。
それがおかしくてキツネ面はまた笑い声をあげた。
「さぁて、今回はまた少し難しかったでしょうか? だけど正解すれば10万円ゲットまで近づけますよ!?」
時折こうして視聴者を煽るように声をかければその分盛り上がってくれる。
みんなが今の自分を見てくれているという自信につながる。
右手を失った久貴が足元で悶ているけれど、キツネ面にはほとんど見えていなかった。
回答時間を測ることが忙しい。



