幽霊だった君にもう一度恋をした。


その日の3時間目は体育だった。


体育祭の準備とやらで全校生徒が集まっていた。


外は、サッカーとかテニスとかで、体育館ではバレーボール、バスケットボールをしていた。


私は心結と同じバレーにした。


眠くてぼーっとしていたらバレーボールが顔面に直撃して倒れてしまった。

目線の先に顔を真っ青にした、男子がいた気がした。

なんか、陽翔に似てるななんて思いながらそのまま気を失った。

なにか安心する。
心音がする、ふわふわしている夢を見た。


目が覚めると、そこは保健室で4時間目が始まっていた


「あらー、目覚めた?大丈夫?」


「あ、はい、大丈夫です。」


「ごめんね〜、先生今から会議行かないとだから、ちょっと待っててねー」


ガラガラ


保健室のドアが開く音がした。


そして、



「失礼します。」



聞き覚えのある声がした。


「あら!ちょうど良かった。はるくんじゃない。七瀬さんのこと見ていてちょうだい。」


「わかったよ。」


「じゃあ!よろしくね〜。」


シャッとカーテンが開かれ、


「ねぇ、テーピングってどこにあるか知ってる?」


その人はもう、陽翔だった。まんまそうだった。
頭がこんがらがりぽかんとしていると、


「ねぇ、聞いてる?」


「あ、あぁ!えっとそっちの棚の中にあると思います。」


「あぁ!ありがと。なんか、最近置き場所変わっちゃってわかんなくなっちゃったんだよ。」


いや、何かの間違いだ。

絶対陽翔じゃない。

て言うか陽翔はもういないし。

やばいな、私遂にみんな陽翔の顔に見えるようになっちゃったかも、、はは、、。



「なんかさ、前にどっかで会ったことある?入学する前に。なんか、会ったことあるような気がするんだけど、、」


「な、!ないと思う、よ、、」


「そっか、ごめんなんか変なこと言って。それより、頭大丈夫?ドカーンいってたけど。」


と鼻で笑われた。


「見てたの、、笑ってるの!?ひどい!」


あの時見えたのは夢だったのかな、この人かもと思ったのに、、。


「ごめん、ごめん。お大事にね。」