絢翔にまでそんなことを言われた。
仲直りするには、まだ俺の気持ちの整理がついてない。
俺だって楓夕と話したいけど…。
でも俺以外の男に告白されたんだよな、って思ったらまた不機嫌になりそうで。
「楓夕のやつ、今日ずっとチラチラ見てるぞ」
「…え?」
「あー、ほらまた。他の男と楽しそうに喋ってら。…今度は体に…」
耐えられなくなってバッと楓夕のほうを向いた。
…けど、そこには男の姿すらなくて、絢翔に騙されたんだと知る。
「いだだっ」
絢翔の手を思いっきりつねってやる。
俺をだますなんて100年はやい。
「ちょっとからかっただけなのに…」
「二度とするな」
「つか、そんな気になるならやっぱ仲直りするべきだろ」
分かってるんだけどさ。
楓夕のこと、俺から奪おうとしたやつがいるってだけで……無理。



