家に帰ると、両親と2個離れた兄が快く出迎えてくれた。
まぁ、そこの心配はしてなかったんだけどさ。
すかさずあたしの部屋に通して、あたしはお茶を持ってあとから合流する。
「おまたせ」
「あ、いえ…」
かしこまってるちさくんに違和感。
なんで緊張してる?
「先輩の部屋入るの、2回目」
「…あれ? そうだっけ?」
「はい。1回目は、中学のとき…」
あ、思い出した。
テスト期間で勉強会してたんだよね。
懐かしいなぁ。
そう思うと、時間って経つの早いね。
…テスト期間で、高嶺のことを思い出した。
急いで頭を振って脳内から追い出す。
出てけ、高嶺。
「先輩、座んないんですか?」
「あ、ごめん」
立ちっぱなしだった。
あたしも机にコップを置いて、ちさくんの隣に座る。
「…ね、先輩」
「んー?」
「最近、あの人とばっか一緒にいるね」



