「まぁ楓夕、赤面症だもんね」
「…えっ!?」
「自分で気づいてなかったの?」
知らなかった…。
たしかにすぐ顔火照るな、という気はしてたけど…。
ちゃんと赤くなってた?
赤面症って名称がつくレベルで?
…は、恥ずかしすぎる。
衝撃のカミングアウトだよ、それ。
「もう無理……高嶺の前で顔を合わせられない…」
「俺がどした?」
「ぎゃっ」
女子らしからぬ声を出してしまった。
あたしが顔を上げると、あたしの机に両腕をついてこちらを見つめる、それどころか上目遣いなその顔。
さっきまで女子に冷たくしていたのと同一人物とは思えない…。
「た、たか……」
「ほら、顔」
「咲花は黙っててっ」
うるさいなぁ!
いいもん。顔赤くなるのはもう仕方ないから。
でも…。
もしかしたら、傍から見たらあたしも高嶺のことを好きな風に見えるのかな。
なにそれ。
風評被害すぎる。
それだけはありえないし無理!!



