「無理。キモイ」
「…え」
言い過ぎだよ、バカ。
女の子泣かせるのが趣味としか思えない。
あんな美少女にまで暴言吐いちゃうなんて、高嶺の目が腐ってるとしか…。
「柊木くん絶好調だね」
「…う、うん?」
そう、なの?
よくわかんないけど。
あたしは攻防戦から目をそらし、咲花と話をはじめた。
「ねえ、あたしの好きになるポイントどこ?」
「え? んー…」
迷いながらもちゃんとスマホを置いて向き合ってくれる咲花、優しい。
「顔? 目綺麗だよね」
「…そ、そう?」
「あとは身長? 男子からしたら小動物に見えなくもないかも」
「……咲花、もしかして当たり障りないこと言ってる?」
あたしが睨むと、咲花は「あはは、バレた?」って笑う。
もう! こっちは真剣なのに!
「ていうかさ、要するに、柊木くんが自分のどこを好きなのか理解できないってことでしょ?」
「…うん」
「そんなの本人に聞けばいいじゃん」
いや…なんか、恥ずかしい。
あたし絶対耐えられない。



