きっと、俺たちどこにいても一緒だ。




離れないよ、大丈夫。



たとえクラスが違っても、会いに行くし、毎日。




毎朝一緒に登校して、毎日一緒に帰って。




…だから、覚悟してよ、ホント。





俺、もう楓夕のこと手放すつもりないかんね。






「楓夕と離れるなんて絶対ないし」


「ふはっ…なにそれ」





冗談だと思って笑ってる?
…いいけどね。




この先長いし。




長い時間かけてでも分からせる。





やっと手に入れた女の子。




浅桜楓夕。
黒髪ロングが魅力的で、笑うと可愛くて。
変なとこ鋭くて、時に鈍感で。



同い年なのに大人びてたり、どこかクールだったりして。





…俺のこと、好きになってくれた。




世界一大好きな、俺の彼女。




…ううん、違うな。






──世界で唯一、大好きなひと。