それならせめて少ない不正解数で終わらせようと、人生で一番集中力をつぎ込んだあたしだけど。
…無念。
いくら集中したところでとけないもんはとけない。
「はい、じゃあ7分ね」
でも。
20問中7問は大健闘だよね?
約束は約束だし…と、大人しくベッドのふちに座る。
「楓夕ちゃん、素直でかーわい」
なっ…あたしは真剣なのに…!!
だけど言い返す気力もないから、のしのしとベッドに上がり込む高嶺を見つめるだけ。
あたしの心の準備もまたずに、高嶺はあたしの太ももに頭を乗せる。
あぁ…ダメだ。
邪念が…。
気を紛らわせるために、まったく関係ないことを考えてみたりする。
そういえば膝枕ってどうして”膝”がつくんだろう。
どう見ても太もも枕なのに…。
…まつげ長いな…。
そういえばクラス替えどうなるかな。
咲花と高嶺と同じクラスだったらいいけど。
…肌白すぎ。男子なのに透明感…。



