──結果、無念。
高嶺の様子はいつも通り。
ホント、なにも変わらず、いつも通り。
…なんで?
あたしに魅力がなさすぎる?
あたしだったら、高嶺に髪乾かしてもらったりしたら…気持ち悪いくらい口角が持ち上がってしまう自信があるけど。
高嶺は…違うの?
あたしのこと、好き?
…今まで疑ってこなかったことなのに、付き合ってからのほうが不安になるとか、意味不明…。
カップルならカップルらしくね。
もっと、体で表現してほしいの。
…言葉も、大事だけど。
そんなことを考えながらとぼとぼとお風呂場に向かい、穢れとともに体を洗い流す。
もう。
付き合ってからのあたし、変だよ…。
邪念だらけ。
…もっと、もっと。
高嶺に、あたしのぜんぶを触れてほしいと思ってる。
付き合えただけじゃ、足りないよ。
あたしのワガママな部分しったら、高嶺は嫌いになるかな…?



