夕食後。
深堀りされないように、あたしはそそくさと自分の部屋に上がり込み、ベッドに寝転がる。
スマホを手に取って高嶺とのトーク画面を開いてみるけど…。
「…はぁ」
ため息ついちゃうくらいね。
既読すらついてないよね。
高嶺もクリスマス楽しんじゃってるんだ。
あたしはこんなに虚しい思いしてるのに。
…一言誘ってくれるくらい、してくれてもいいじゃんね?
気を紛らわすためにベッドでゴロゴロしながら動画を見漁ってた。
…でもやっぱり、気になる。
ええい、送っちゃえ!
【今日誰といるの?】
送信したあと、しばらく画面を見つめていたけど。だんだんと眠気が増してきて、気づいたらあたしは夢の中に入り込んでいた。
だから。
その数分後に来た、
【気になるの? かわいい】
【男友達だよ】
という二通のメールに気づくこともないまま。



