「じゃあ俺も、先輩とおそろいにしよ」
…やっぱり、ちさくんは弟みたい。
高嶺とちさくんの違いって、そこなんだろうな。
なんていうか、可愛い?
男に可愛いは失礼なんだろうけど。
「そういえば先輩」
「んー?」
「さっき、柊木センパイにおんぶされてましたね」
「ぶっ!!」
ちょうど口に含んでいたサイダーを吹き出してしまった。
ち、ちさくんにかからなくてよかった…って、そこじゃない!!
「あたし、おんぶされてたの!?」
「はい。聞いてないんですか?」
「全然…!! ど、どうしよ…」
「まぁ過ぎたことですし」
いやいや…。
高嶺ファンに目つけられるかもってことよ。
ただでさえよく思われてないのに。
「満更でもなかったですか?」
「…え?」
「ちょっとニヤけてますよ」
「うそ!?」
「嘘です」
……。
なんなんだ、この後輩は。
しかも全部真顔だし。
怖いよ、ちさくん…。
怒ってるのかと思っちゃう。



