「雲一つない晴天ですねぇ、まさに体育祭日和といったところでしょうか」 校長の話も耳に入ってこない。 …ご褒美……ご褒美? きっと、高嶺はあたしが嫌がることはしないけど…。 さっきからずっと心臓がうるさい。 「だんだん日中でも涼しくなってきましたが、たくさん体を動かして暖まってください」 …校長先生。 ここ何十分も顔が火照っているあたしは、どうしたらいいですか…。 そうして開会式が終わって。 あたしたちの体育祭が幕を開けた。