そして来たる土曜日。
13時集合。
時間にゆとりを持って10分前には待ち合わせ場所についたはずだったのに、なぜか当たり前のように先に待ってる高嶺。
あたしが高嶺の先を行くことって、結局無理なんだろうか…。
「ごめん、待った…?」
「うん、一時間前から」
「待ちすぎでしょ」
「まぁ、嘘だけど。全然待ってないよ、行こ?」
…悔しい。
自分は余裕たっぷりですなんて。
イケメンムーブ、やめてよね。
高嶺ファンの子たちからしたら羨ましくて仕方ないのかもしれないけど…。
あたしは、どんな顔をしたらいいのかわからない。
…あの日。
高嶺があたしに告白してきた日。
確かに、諦めない宣言はされたし。
その方が燃える、とか。変態発言もされたし。
だけどあれ以来、ホントに告白する前と関係値はなんら変わりないし、あたしのことは好きなんだろうけど、”好き”というだけで付き合ってほしいとか、そういうのを仄めかすような言葉は言わない。
…ねぇ、高嶺。
あたしに、どうしてほしいの?
…どうなってほしいの?



