「久野サンは…いつもここにいるのか?」 ─クスッ…クスクス わ…笑われた? 「お前女子が嫌いなんだろ? あたしに話しかけるなんて変わってるな。 しかも…久野サンって… あはっ」 「なっ…」 でもなんでそんなこと知ってるんだ? 「なんでそんなこと知ってるんだと言いたげな顔だな。」 ハッ そんだろ普通…昨日初めて言葉を交わしたんだ。 それに、本当に俺が女に話しかけようとするなんて… 「一人で百面相やってるつもりなのか?」 不思議に思った。 久野ってこんなに喋るヤツだったか?