嘘つき運命ごっこ

「ねえ、芙結ちゃん」

「!な、なに?」


顎に手を当て、考え込む格好だったリサが、そのままこちらに声をかけてきた。

驚いて、声が裏返る。


「今のって、梨沙子と瑞貴くんが運命の相手同士だから、芙結ちゃんが瑞貴くんのことを諦めるっていうお話なの?」

「え?」


妙に冷静な口調は、先ほどとは違う人みたいで、戸惑ってしまう。

まさか、受け入れたの?


自分で言うのはどうかと思うけど、突然友達が赤い糸の話なんかを始めて、その友達といつも一緒にいる男子とあなたが繋がっていますよ、なんて。

私だったら、いったん離れて考え直すけど……。