嘘つき運命ごっこ


今年の春、瑞貴と一緒に同じ高校に入学した。

相変わらず他人同士の赤い糸は見えていたけれど、私たちふたりの間には何もなかった。


自分の運命の相手は見つかっていない。

でも、瑞貴の右手にも赤い糸は結ばれていない。


だから、少し油断をしてしまった。