嘘つき運命ごっこ


昼休みになって、お弁当を食べ終わってから、リサとふたりで裏庭にやってきた。

幸いにも、私たち以外は誰もいない。

向き合って、どちらが先に話をするか、お互いに思考を巡らせているのが分かった。


「あ、あの、芙結ちゃん」


先に口を開いたのはリサ。


「芙結ちゃん、昨日……若菜ちゃんを見て、赤い糸がほどけたって言ったよね?それが、ずっと気になってて……」


きっと、その話だろうと思っていた。

私も、同じだったから。

なるべく私の気に障(さわ)らないように、恐る恐る問い質す唇は震えている。


幼い頃の、ママの言葉が脳裏を過る。


『芙結、そんな話、もう誰にもしちゃダメよ。ママまで変な目で見られちゃう』


リサにも、思われちゃうかな。

……でも。