嘘つき運命ごっこ

「芙結ちゃん、天童(てんどう)さん、待たせちゃってごめんね」


背中からおばあちゃんの優しい声が聞こえて、ビクッと体が強ばった。


嘘……。

まさか、そんなはず……。


見たくなくて、だけどそんなわけにもいかなくて、恐る恐る振り返る。


おばあちゃんの赤い糸は、「天童さん」と呼ばれた男性にまっすぐに繋がっていた。