嘘つき運命ごっこ

縁側は、おじいちゃんの葬儀以来になる。

あの日は落ち込んでいたおばあちゃんも、ずいぶんと明るくなったように見えるし、安心した。


ふふっと笑い、仏間の扉を開ける。

おばあちゃんの赤い糸は、仏間を通って、さらに外側に伸びている。

あれ?赤い糸、仏壇には繋がってないんだ。

ここを通って、空に伸びてるだけなのかな。

まあ、いっか。
ほどけていないってことは、おじいちゃんに繋がっていることに変わりはないんだし。

仏壇の前で手を合わせて、立ち上がる。

縁側に行ったら、まずはおばあちゃんの友達にあいさつをしよう。