嘘つき運命ごっこ

おばあちゃんの赤い糸は、結ばれたままだ……!

よかった……。


「どうしたの?芙結ちゃん。まだ学校の時間じゃない?」

「えっと……、おばあちゃんの顔が見たくなって、早退しちゃった」

「あら、大きくなったのに、甘えんぼさんね。パパには内緒にしておかなきゃね。上がって。お茶でもどう?」

「うん、いただきます」


嬉しそうな笑顔を見て、こっちまで嬉しくなる。

玄関先で靴を脱ぎ、おばあちゃんの背中を追いかける。

赤い糸は、家の中に続いていた。

最後に見た時には空に繋がっていたけど、今は仏壇に繋がっているとかなのかな。

おじいちゃん、寂しくてずっとおばあちゃんのそばにいるのかも。