嘘つき運命ごっこ


行列に並び始めてから、約30分。

店内に入って席に着いた時、歩き疲れた足がやっと解放された。

やっぱり、ヒールなんて慣れないものはやめておくべきだったかな。


メニュー表を見て、ふと顔を上げる。


「!」


斜め右側にある席に見覚えのある顔を見つけて、とっさにメニューで自分の顔を隠してしまった。


若菜と、美奈実先輩……!?