嘘つき運命ごっこ

「う、わ、わわ……っ!」


動揺して、たまらず変な声を上げてしまう。

私の赤面につられたのか、振り返る学さんの顔も少し赤くなっている。


「嫌だったら、離すけど」

「め、めっそうもないです」

「なんだ、その日本語」


学さんはそうやってフッと笑う余裕くらいはあるようだけど、私はいっぱいいっぱいで、表情をカチコチに強ばらせたまま。


休日に、ふたりきり。

手を繋いで、街を歩いて……。


「で、デートっぽいですよね」