嘘つき運命ごっこ

じーっと見すぎてしまったのか、学さんが気まずそうに自分の顔に手を当てた。


「なに?なんか付いてた?」

「はい、めっちゃイケメンの顔がついてます」

「は?」


苦笑いに変わった表情が、近づく。

大きな手のひらが頭に触れて、ポンポンと優しく二回撫でた。


「アホなこと言ってないで、行くぞ。昼が近づくと、街に人が増えるから」

「はい」


触れていた右手が、離れる。

でも、私たちは赤い糸で繋がっている。