嘘つき運命ごっこ

その言葉に私まで赤くなってしまい、そしてすぐに言葉を失った。

こんなことを言われるたびに、いつも思う。


瑞貴は、どうして私なんかをずっと好きでいてくれるんだろう。


私の答えを誰よりも知っているのは、瑞貴自身なのに。


目を閉じると、子どもの頃から変わらない笑顔が、まぶたの裏で容易に再生されてしまう。


私たちは、ずっと一緒だったから。


目線を合わせるために、私も屈む。


「瑞貴」


名前を呼んだ、その時。


「芙結?」


私のことを呼ぶその声は、瑞貴じゃなかった。