嘘つき運命ごっこ



その後は、いつも通りに瑞貴がうちまで迎えに来てくれて、学校に行くことになった。

瑞貴が、昨日の夜にちょっと様子が違う気がしたから、少し心配してたんだけど……。


隣を歩く姿を見ても、目に映るのは楽しそうな笑顔。


「ん?なに?どうかしたの、芙結。じっと見て」

「……ううん、なんでも」

「芙結なら、いーっぱい見てもいいよ」

「なにそれ」

「あはは」


……考えすぎだったかな。


学校に着いて、校門を通る。

一番に目に入ってきたのは、若菜と杉尾先輩の姿。

あ、またふたりでいる。

赤い糸が繋がっているから、見つけやすいな。

私がおじいちゃんの葬儀で休む前に、若菜は不安そうにしていたけど、結構いい感じに見える。

やっぱり運命同士なんだから、それが自然な姿なんだろうな。