「おはよう、梨華ちゃん」



低く心地いい声が頭にこだまする。



「んん……おはよ、優吾」



「二度寝しないの
ほら、梨華ちゃんの好きなお味噌汁作ったから」



わたし、児玉 梨華(こだま りか)



社会人3年目



朝は苦手でいつも彼が起こしてくれる