短めのホームルームが始まり、学園生活の規則や学科の話を終えると、ちょうど良くチャイムが鳴った。
「持ち帰りの荷物は指定場所へ郵送していますので、必ず確認してください。それから、明日の一限目はオリエンテーション行い、そのあとは通常授業が始まります。遅れがないよう気をつけてください。それでは本日はここまでです」
金代は一礼すると、名簿を持って教室から出て行った。
配布物を鞄に入れる際、持ち帰りリストを改めて見るあおいはギョッとする。
(経営学…?きょ、教養の本?…私の知ってる教科書と違うのが何冊も…)
無言で固まっていると、右隣りからトントンと、机をつつかれた。
「ねぇ、今いいかしら?」
「え、は、はい」
「私、白木未来。あおいさんってお呼びしても?あ、私は未来って呼んでくださいな」
先ほどとは違い、人懐こい笑顔を見せる未来は、改めて体をあおいへ向ける。
品位のある雰囲気はまさにお嬢様というに相応しいと感じるほどだ。
「白木さ……面倒くさいわね、未来の幼馴染の山本咲。よろしく小鳥遊さん」
「よ、よろしくお願いします。その…た、小鳥遊あおいです」
未来の横に来たのは、左隣に座っていた黒髪ロングのツンとした態度と無表情に近い挨拶をする咲。
咲の方は、言葉遣いや話し方をするので、正反対の二人という感覚を覚えた。
「ふふ。すごい祝辞でしたわね。あんなに素敵な方も、こんなに可愛らしいあおいさんを披露したかったのでしょうね」
「すんんごいのろけって感じだったけど…」
未来と咲の言葉で、あおいの顔は一気に赤くなる。
その様子が気に入ったのか、未来はクスクスと笑っていたが、咲は違った。
「未来ってば…はぁ…。とりあえず、小鳥遊さんはああいうくだらない質問してくる連中は相手にしない方がいいよ。ごますってきて気持ち悪い…」
「もう、咲。ここでは言葉遣いに気をつけて。でも、咲の言うように、答えにくい内容は無理に言う必要はないわ。あおいさんと和真様のことですもの」
「…ありがとうございます…さっきも、たくさんの質問にびっくりしちゃって…助かりました」
二人の心配する様子が嬉しかったあおいは、素直にお礼を伝える。
すると、未来が勢いよくあおいの両手を握って持ち上げ、必死な表情を見せた。
「あ、あの!家柄などは抜きにして、私たちとお友達になってくださらない!?…小鳥遊さんではなくて、あおいさんと友人になりたいのです…敬語も要りませんわ」
「うん、嬉しい!ありがとう未来ちゃん、咲ちゃん」
「わ、私は別に…未来が……~っ、よろしく…あおい…」
照れくさそうにする咲を見て、未来と笑い合うあおいに、咲はとうとうそっぽを向いてしまった。
三人は一緒に教室を出ると、各々の両親が待つ方へ向かう。
「持ち帰りの荷物は指定場所へ郵送していますので、必ず確認してください。それから、明日の一限目はオリエンテーション行い、そのあとは通常授業が始まります。遅れがないよう気をつけてください。それでは本日はここまでです」
金代は一礼すると、名簿を持って教室から出て行った。
配布物を鞄に入れる際、持ち帰りリストを改めて見るあおいはギョッとする。
(経営学…?きょ、教養の本?…私の知ってる教科書と違うのが何冊も…)
無言で固まっていると、右隣りからトントンと、机をつつかれた。
「ねぇ、今いいかしら?」
「え、は、はい」
「私、白木未来。あおいさんってお呼びしても?あ、私は未来って呼んでくださいな」
先ほどとは違い、人懐こい笑顔を見せる未来は、改めて体をあおいへ向ける。
品位のある雰囲気はまさにお嬢様というに相応しいと感じるほどだ。
「白木さ……面倒くさいわね、未来の幼馴染の山本咲。よろしく小鳥遊さん」
「よ、よろしくお願いします。その…た、小鳥遊あおいです」
未来の横に来たのは、左隣に座っていた黒髪ロングのツンとした態度と無表情に近い挨拶をする咲。
咲の方は、言葉遣いや話し方をするので、正反対の二人という感覚を覚えた。
「ふふ。すごい祝辞でしたわね。あんなに素敵な方も、こんなに可愛らしいあおいさんを披露したかったのでしょうね」
「すんんごいのろけって感じだったけど…」
未来と咲の言葉で、あおいの顔は一気に赤くなる。
その様子が気に入ったのか、未来はクスクスと笑っていたが、咲は違った。
「未来ってば…はぁ…。とりあえず、小鳥遊さんはああいうくだらない質問してくる連中は相手にしない方がいいよ。ごますってきて気持ち悪い…」
「もう、咲。ここでは言葉遣いに気をつけて。でも、咲の言うように、答えにくい内容は無理に言う必要はないわ。あおいさんと和真様のことですもの」
「…ありがとうございます…さっきも、たくさんの質問にびっくりしちゃって…助かりました」
二人の心配する様子が嬉しかったあおいは、素直にお礼を伝える。
すると、未来が勢いよくあおいの両手を握って持ち上げ、必死な表情を見せた。
「あ、あの!家柄などは抜きにして、私たちとお友達になってくださらない!?…小鳥遊さんではなくて、あおいさんと友人になりたいのです…敬語も要りませんわ」
「うん、嬉しい!ありがとう未来ちゃん、咲ちゃん」
「わ、私は別に…未来が……~っ、よろしく…あおい…」
照れくさそうにする咲を見て、未来と笑い合うあおいに、咲はとうとうそっぽを向いてしまった。
三人は一緒に教室を出ると、各々の両親が待つ方へ向かう。
