翌朝も、二人で一緒に家を出ると、三森の車に乗ってあおいは学園へ、和真は職場へ向かった。
「あおいさん!ごきげんよう」
「未来ちゃん、咲ちゃん、おはよう」
「おはよ」
校舎へ歩いている途中で未来たちと合流したあおいは、笑顔になる。
「今朝も和真様と一緒に来られたんですのね。やっぱり結婚生活となると、仲が一層深まるんですの!?」
「えぇ、えと…」
「未来、あおいが困ってるじゃん」
「だってだって、気になりますもの!」
駄々をこねる幼児のように、迫ってくる未来の気迫にあおいは少し顔を赤くしながら答えた。
「…か、和真さん、優しいよ…ご飯もたくさん食べてくれるし…一緒にいて楽しいよ…」
「未来。これが惚気というんだよ」
「まぁ」
「ちち、ち、ち、違うよ!?本当にそう思うんだよ!?」
「ごちそうさま」と言い残す二人は、あおいを置いて先を歩いて行ってしまう。
あおいは慌てて追いかけた。
和真の方は、デスクに乗っている大量の書類が出迎えていた。
「和真、おはよう」
「おはようございます」
「言われていた資料と、必要そうな資料も合わせて作っておいたわ!」
ニコニコと笑顔を向ける由梨子は、どこかワクワクしながら和真の反応を待った。
デスクの椅子に座ると、次から次へパラパラと資料を速読していく和真。
「ありがとうございます。コピー」
「コピーして回したらいいのね?重くなるから一緒に来てもらえるかしら?」
「……用があるので、先にコピーしててもらえますか?」
由梨子は快諾して、ウキウキとコピー機へ歩いて行った。
朝からため息をこぼす和真は立ち上がると、自販機のある休憩コーナーへ足を運ぶ。
ちょうど飲み物を買っていた涼介と鉢会った。
「はらま珍し」
「…そんな時もあります」
「あ~…由梨子ちゃんさ~…」
ガコンと落ちる音と同時に、話を切り出してきた涼介。
ただし、目を泳がせながら口ごもるような言い方が気になった。
「なんというか…こう…結婚辞めさせるために動いてるっぽい感じよ?偽装だって言った方が落ち着くんじゃない?」
「矛先が海崎家に向かうのでダメです。」
「修羅場の泥沼になるのね……」
二人並んで缶コーヒーを飲んでいる姿は、女子社員からすると少し騒がれる様子らしい。
「んで?お姉さんの方は見つかりそうなの?」
「勤務先はわかっているのですが、そこからが厄介そうで…」
「揉め事?」
「そこがわからないんですよ。円満な職場環境のようでしたし、同僚も何も知らないと…っくしゅん!」
話の途中でくしゃみが出てしまった和真は、ポケットからハンカチを取り出して、口元を拭いた。
驚いた顔のまま固まる涼介。
「あおいさん!ごきげんよう」
「未来ちゃん、咲ちゃん、おはよう」
「おはよ」
校舎へ歩いている途中で未来たちと合流したあおいは、笑顔になる。
「今朝も和真様と一緒に来られたんですのね。やっぱり結婚生活となると、仲が一層深まるんですの!?」
「えぇ、えと…」
「未来、あおいが困ってるじゃん」
「だってだって、気になりますもの!」
駄々をこねる幼児のように、迫ってくる未来の気迫にあおいは少し顔を赤くしながら答えた。
「…か、和真さん、優しいよ…ご飯もたくさん食べてくれるし…一緒にいて楽しいよ…」
「未来。これが惚気というんだよ」
「まぁ」
「ちち、ち、ち、違うよ!?本当にそう思うんだよ!?」
「ごちそうさま」と言い残す二人は、あおいを置いて先を歩いて行ってしまう。
あおいは慌てて追いかけた。
和真の方は、デスクに乗っている大量の書類が出迎えていた。
「和真、おはよう」
「おはようございます」
「言われていた資料と、必要そうな資料も合わせて作っておいたわ!」
ニコニコと笑顔を向ける由梨子は、どこかワクワクしながら和真の反応を待った。
デスクの椅子に座ると、次から次へパラパラと資料を速読していく和真。
「ありがとうございます。コピー」
「コピーして回したらいいのね?重くなるから一緒に来てもらえるかしら?」
「……用があるので、先にコピーしててもらえますか?」
由梨子は快諾して、ウキウキとコピー機へ歩いて行った。
朝からため息をこぼす和真は立ち上がると、自販機のある休憩コーナーへ足を運ぶ。
ちょうど飲み物を買っていた涼介と鉢会った。
「はらま珍し」
「…そんな時もあります」
「あ~…由梨子ちゃんさ~…」
ガコンと落ちる音と同時に、話を切り出してきた涼介。
ただし、目を泳がせながら口ごもるような言い方が気になった。
「なんというか…こう…結婚辞めさせるために動いてるっぽい感じよ?偽装だって言った方が落ち着くんじゃない?」
「矛先が海崎家に向かうのでダメです。」
「修羅場の泥沼になるのね……」
二人並んで缶コーヒーを飲んでいる姿は、女子社員からすると少し騒がれる様子らしい。
「んで?お姉さんの方は見つかりそうなの?」
「勤務先はわかっているのですが、そこからが厄介そうで…」
「揉め事?」
「そこがわからないんですよ。円満な職場環境のようでしたし、同僚も何も知らないと…っくしゅん!」
話の途中でくしゃみが出てしまった和真は、ポケットからハンカチを取り出して、口元を拭いた。
驚いた顔のまま固まる涼介。
