「琉さんが選んだことを応援するって決めてたし、私が琉さんを好きなことは変わらない。 でも蹴散らかしたことは、ちゃんと謝らなきゃね」 「…そうだね。ありがとう、そうする。俺も好きだよ」 カウンター越しに優衣ちゃんを引き寄せて、頬に手を添えて触れるだけのキスをした。 許してもらおうとは思っていない。 ただ、自分がした過ちを謝罪したい。 そして、俺の気持ちを伝えたいだけ。