「…一応蹴散らかしてきた。一頻り暴れて出てきたけど、その後は何も見てない。あの場がどうなってたかは、分かんない。 それでここに来て、このお酒飲んで。…やっぱり落ち着く」 「そっか。蹴散らかしてきたのね」 「こんな俺でも、好きって言ってくれる?ダメなら…、飲んで帰る」 どんな選択でも応援すると言って、送り出してくれた優衣ちゃん。 それでも、あの場を乱してきたことにモヤモヤが残っている。