常連になった俺に、彼女は優衣という名前だと教えてくれた。 優衣ちゃんは俺がお店に来ると、目を細めて手を振ってくれる。 指定席に座ってキャメルボックスに火を灯すと、サースティキャメルが出てきて、 サービスのナッツの代わりに、板チョコが乱雑に割られて出てくる。 三つの組み合わせが、俺の幸せな時間に拍車をかける。