【短編】雫玖くんの甘いところ。






私。
わけもわからないまま、頷いた。


申し訳ないっておもってるから、なにされてもいい…って。




また、強く首を噛まれるかと思った。
でも…違う。




「っ…ん、……ふ」





甘い甘い、とろけそうなキス。
まるで嵐みたいに降ってくる。




…なにこれ。
舌がしびれて、頭がぼーっとする…。




こんなに優しいキス、知らない…。





「…依緒、かわいすぎて襲いたくなる」


「おそっ……」


「なんて嘘。依緒のことマジで大事にしたいから、手出さない」





ちょっと触るくらいなら…いいのに。
って思ったけど、それはそれで何かの火をつけてしまいそうだったから、黙っておいた。