学校の前のコインパーキングに行き、亮平のワンボックスカーに乗り込む。
「寄ってほしいところがあるの」
「おう、どこでも連れて行ってやるぞ!」
「うん」
この時間でも開いている産婦人科は事前に調べてあった。今後のことも考えて、自宅と学校の間にある、通いやすい立地の産院だ。
地名だけ言うと、亮平が車を走らせてくれる。
生まれてからずっと幼馴染として過ごし、婚約期間を経て結婚。今、また新たな家族を迎えるのだと思うと、なんだか言い表せないような感慨深さがあり、私一人が、妙にドキドキしている。
目的地に着くと、亮平が目を丸くする。
「結衣子……こ、ここっ!」
「うん。あのね、コレ……。だから診てもらうの。今から」
そう言ってスティックを差し出す。
「……! は、早く言えよ‼︎ だ、だ、大丈夫か? お腹痛くないか? 気分は? あ〜〜〜もう! 結衣子!」
「な、なに⁉︎」
「お前、最高だ! 俺たちの赤ちゃん! 俺、超〜〜〜嬉しいっ‼︎」
そう言って思いっきり抱きしめられる。
フフフ……想像以上だな。喜んでくれて私もすごく嬉しいよ。
「うん。私も嬉しい。でも、まだ診てもらってないからね。一緒に入ってくれる?」
診察の結果は妊娠6週目に入ったところ。心音も確認された。
最近常に眠気がひどかったのは妊娠のせいだったみたいだ。
予定日は来年の5月。私の中では、大人の亮平が小さい亮平と遊んでる様子をついつい思い浮かべてしまう。
亮平にそっくりな男の子。
うん。ひょっとしたら本当に男の子かもしれないな……。
「寄ってほしいところがあるの」
「おう、どこでも連れて行ってやるぞ!」
「うん」
この時間でも開いている産婦人科は事前に調べてあった。今後のことも考えて、自宅と学校の間にある、通いやすい立地の産院だ。
地名だけ言うと、亮平が車を走らせてくれる。
生まれてからずっと幼馴染として過ごし、婚約期間を経て結婚。今、また新たな家族を迎えるのだと思うと、なんだか言い表せないような感慨深さがあり、私一人が、妙にドキドキしている。
目的地に着くと、亮平が目を丸くする。
「結衣子……こ、ここっ!」
「うん。あのね、コレ……。だから診てもらうの。今から」
そう言ってスティックを差し出す。
「……! は、早く言えよ‼︎ だ、だ、大丈夫か? お腹痛くないか? 気分は? あ〜〜〜もう! 結衣子!」
「な、なに⁉︎」
「お前、最高だ! 俺たちの赤ちゃん! 俺、超〜〜〜嬉しいっ‼︎」
そう言って思いっきり抱きしめられる。
フフフ……想像以上だな。喜んでくれて私もすごく嬉しいよ。
「うん。私も嬉しい。でも、まだ診てもらってないからね。一緒に入ってくれる?」
診察の結果は妊娠6週目に入ったところ。心音も確認された。
最近常に眠気がひどかったのは妊娠のせいだったみたいだ。
予定日は来年の5月。私の中では、大人の亮平が小さい亮平と遊んでる様子をついつい思い浮かべてしまう。
亮平にそっくりな男の子。
うん。ひょっとしたら本当に男の子かもしれないな……。



