「……りょ、へい……も、もうだめ……あ、んっ」

 藤田家に入るなり、いつものように亮平の部屋に連れ込まれる。
 ベッドに押し倒され、大きな身体が私を包み込むように覆い被さる。
 荒い息で余裕なさげに私を見下ろし、揺さぶる亮平。

「……ん、イキそうか? 久しぶりだからな。俺も、もちそうにない……」

 私の身体を知り尽くしている亮平は、角度を変えてさらにスピードを上げてくる。

「アァ……ダメッ……!」

「ん、一緒にイクぞ」









 私と亮平は決して恋人同士という訳ではない。言うなれば身体だけの関係……つまりはセフレだ。
 幼馴染でセフレ。この関係になってもう6年になる……。