「シュンくん……っ、さみし、うう……」
言葉にもならない悲しみを露わにする私に、シュンくんは呆れたように笑って、頭を撫でた。
「あはは、大丈夫だよ。これからも会えるから」
「だって、学校…っ、違う、しぃ……」
呼吸もままならないまま、泣きじゃくる私をシュンくんはそっと抱きしめる。
「大丈夫。俺が会いに行くし」
大人びていて、自然な振る舞いに、周りからは黄色い歓声が響いた。
近くで見守っていた、綾羽と紗南も、目を輝かせる。
すぐに離れたシュンくんの腕に、私は驚いて涙が止まっていた。
そして、その時からだったと思う。
それまで、ただのお兄ちゃんの友達で凄く凄く優しい人
…だったシュンくんを意識し始めたのは。
急にドキドキして、知らない人みたいに感じた。
微笑まれた笑顔に、うるさいくらいに心臓が鳴り響いて上手く笑えない自分がいた。
な、なにこれ…苦しい…。
シュンくんが輝いてみえる…。
そんな疑問が浮かぶけど、恋をしたことがない私には、この感情の正解は分かりようがなかった。
言葉にもならない悲しみを露わにする私に、シュンくんは呆れたように笑って、頭を撫でた。
「あはは、大丈夫だよ。これからも会えるから」
「だって、学校…っ、違う、しぃ……」
呼吸もままならないまま、泣きじゃくる私をシュンくんはそっと抱きしめる。
「大丈夫。俺が会いに行くし」
大人びていて、自然な振る舞いに、周りからは黄色い歓声が響いた。
近くで見守っていた、綾羽と紗南も、目を輝かせる。
すぐに離れたシュンくんの腕に、私は驚いて涙が止まっていた。
そして、その時からだったと思う。
それまで、ただのお兄ちゃんの友達で凄く凄く優しい人
…だったシュンくんを意識し始めたのは。
急にドキドキして、知らない人みたいに感じた。
微笑まれた笑顔に、うるさいくらいに心臓が鳴り響いて上手く笑えない自分がいた。
な、なにこれ…苦しい…。
シュンくんが輝いてみえる…。
そんな疑問が浮かぶけど、恋をしたことがない私には、この感情の正解は分かりようがなかった。