「わ、びっくりした」
「何だよ急に」
車から離れ、展望台の手すりでお兄ちゃんと話している間に割り込んで、シュンくんに笑いかける。
「ここから見えるの?楽しみだね!」
「見えるって話だけど、人いなさ過ぎて不安になってきたところなんだよね、隼人」
「ああ、見えなかったらごめんな」
ごめんと言いつつ悪びれる様子もないお兄ちゃんと、可笑しそうに笑うシュンくん。
「いーの!一緒に居られるの嬉しいもん!」
その間で、私は無邪気に笑う。
丁度その瞬間、目の前に大きな花火が音を立てて咲き誇った。
「えっ!!すごーい!!」
花火の色に染まって、輝くシュンくんと目が合う。
「綺麗だね」
「ね!」
好きだって気付いた日に、シュンくんと一緒に花火を見られた。
私はこの日を、きっと忘れない。
温かい心を抱き締め、私は次々と上がる満開の花火に目を輝かせていた。
「何だよ急に」
車から離れ、展望台の手すりでお兄ちゃんと話している間に割り込んで、シュンくんに笑いかける。
「ここから見えるの?楽しみだね!」
「見えるって話だけど、人いなさ過ぎて不安になってきたところなんだよね、隼人」
「ああ、見えなかったらごめんな」
ごめんと言いつつ悪びれる様子もないお兄ちゃんと、可笑しそうに笑うシュンくん。
「いーの!一緒に居られるの嬉しいもん!」
その間で、私は無邪気に笑う。
丁度その瞬間、目の前に大きな花火が音を立てて咲き誇った。
「えっ!!すごーい!!」
花火の色に染まって、輝くシュンくんと目が合う。
「綺麗だね」
「ね!」
好きだって気付いた日に、シュンくんと一緒に花火を見られた。
私はこの日を、きっと忘れない。
温かい心を抱き締め、私は次々と上がる満開の花火に目を輝かせていた。