ふたりの道が重なるまで





初めてこの店に行った時は全然気にも留めていなかったが、六本木という一等地のど真ん中に建っている。








周りの煌びやかなネオンには負けないぐらい外観は緻密に作られ、上品な光を纏っている。









外観から高級なお店だと分かるから、桜子に誘われなければ私には一生縁のないお店だったと思う。










重厚な扉を開くと、今日もスーツをびしっと決めているウェイターが私を出迎える。